第7回サイスポ 全日本最速店長選手権

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Photo:サイクルスポーツ

第7回サイスポ 全日本最速店長選手権レポート

遅くなりましたが店長選手権についてまとめました。

自身4度目出場の店長選手権に参戦しました。
今年は44名と過去最多で過去最強のメンバー構成、元プロロードレーサー、実業団選手、元競輪選手、アマチュアの有名選手
ばかり。しかも若い店長さんが増えたなと思う。
自分も年々確実にレベルアップしてきてるけどまだ実力は中の上かなというレベル。
作戦は「最後2~3周まで10名以上残ってて混戦になったらチャンスがあるかもしれないのでそういう展開になるように動く」
「中盤に入る前に出来る有力な少数の逃げ集団には注意し、乗る努力をする」「完走より優勝を狙えるレースをする」
「自分から動くより誰かに合わせる感じで動く」

レースはゆるくて小さいアップダウンの1.5kmを50周75km。
決定的な差が付かないコースなのでレースの展開を常に読んで走る必要がある。

セレモニーや選手紹介などがあり会場は最高潮に盛り上がりレースがスタート。
レースは10周目くらいまでかなり速い、昨年もそうだったけどみんな攻撃的な走りをする。
それに合わせるように走りつつアタックには反応して行く。
そして少し疲れも見えてきた15周目くらい4名くらいの良いメンバーの逃げが出たので反応してブリッジ。
結果6名くらいになり集団とも差が付いたのでチャンスかと思ったけど、まだまだみんな元気。半周ほどでつかまる。

その後も単発の2~4名の逃げは出るけど、これはというメンバーにはまとまらない。
今日は56選手、藤岡選手が特に積極的で強い。昨年までアンカーで走っていた井上選手も元プロらしい走り。

いつの間にか半分を過ぎ残り20周を切った時、周りの疲れも見えてきて今日は集団ゴールだろうと思えてくる。
そこからは少しセーブしながら良いメンバーの時だけ反応していくようにする。

ところが残り12周くらいから左のハムストリングスが痙りだした、
まだ走れないほどではないけど限界も近いかも。
ここからはセーブモードで体をいたわりつつ走る。もう周りに付いて行くだけに近い状態。

残り5周、今度は右の腿の前が痙り出した。かなりヤバい。でもレースは終盤、ここで諦めるのは絶対無い。
現状は先行4名と10~15秒差、間に2名の追走が2組。本当はこうなる段階までに追走したかった所だけど、
足が動かなくなってきてるので自分で動ける余地は全く無いので流れに任せるしか無くなった。
集団にはまだ良いメンバーが多いし、諦めてない空気感なのが救い。

ラスト3周、前は8名合流、だけどペースは上がってない、むしろ人数が増えて協調性が取れなくてペースダウン?これは追い付く。

ラスト2周のゴールラインで集団は一つに、ヨシ!と思ったけど気持ちとは裏腹にとうとう足は言う事を聞かなくなってきた。

そしてラストラップのジャンの手前の登りで56選手が単独アタック!これにはみんな反応出来なかった。
自分は最終周で最後の一絞り。グリグリ位置取りして最終コーナー4番目くらいでラストスパート、56選手にも追い付きそうな距離感。
そして前の3人は藤岡選手、湧本選手、昨年チャンプ岩島選手、悪くない位置だ。
一瞬3位表彰台が見えた気がしたけど全然もがけない。
それにとうとう足は全く言う事を聞かなくなり右足が伸びた状態で痙って固まった。あと20m。
もう動かない、ペダルも回せない。そのまま3人かわされて8位。しばらく足はそのまま曲がらないままだった。

まだまだ差はあると感じつつ、今までで一番大きなチャンスだったと感じたので、来年に向けて頑張ろう。
気持ちはもっと走ってるのに体が言う事聞かなくなったのは非常に悲しい。
4年前始めて出た時はレベルの違いに何も出来なかったし、途中で足が痙って動かなくなり木に捕まって自転車から降りることすら出来ない恥ずかしい状態だった。
あれからちゃんとトレーニングするようになったのかもしれない。
もう少し、もう少しを続ければ何時か表彰台に乗れる日が来るかな。壁は高いな。でもきっと来年だな。

SNS、店頭で、メールでそしてお電話で応援して頂きました皆様、ありがとうございます。
自分は自転車レースを走るのが大好きです。
これからも全日本最速店長選手権にチャレンジしていきますので応援よろしくお願い致します。

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